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第9交響曲とレナード・バーンスタイン

 ここ数日、年賀状のご案内を継続的にさせていただき、私の頭の中はまさに「年末モード」となっております。今日はその延長線で、日本の年末の風物詩とも言うべきベートーヴェンの第九交響曲についてある音楽家をご紹介しましょう。

 12月に突入すると全国各地のコンサートホールは第九の演奏会一色になってしまいます。これは日本とドイツの一部の地方だけのようです。一般的に第九が演奏される機会は、コンサートホールの新築落成記念や通常の定期演奏会、また音楽祭などが多いいのですが、なかには歴史上の記念碑的なタイミングで演奏されることもあります。そして、その記念碑的なタイミングで演奏され、録音されたレコードの代表盤が下の写真のCDなのです。

 このCDは私が敬愛する音楽家でウエストサイド物語を作曲したアメリカ人指揮者のレナード・バーンスタインが振ったベートーヴェンの第九交響曲です。
 
 バーンスタインは生前に「誰かと分かち合えない感動は私にとって無意味だ」ということばを残しました。彼は20世紀を代表する指揮者の一人として世界中のオーケストラを指揮しましが、1960年代にはベトナム反戦運動に参加。1985年8月には被爆40周年を迎えた広島で「広島平和コンサート」を開催し、世界に向け核廃絶を訴えました。
 
 そして1989年、ベルリンの壁が崩壊し東西の冷戦が終結したまさにその時、東と西の分断から開放された多くの聴衆の前で第九交響曲を演奏し、「自由と平和」の感動を世界中の人々と分かち合いました。

 1989年12月25日のクリスマス、東ベルリンでのライブ録音。オーケストラ、合唱、そして4人ソリストは、アメリカ、ソ連、イギリス、フランス、西ドイツ、東ドイツのメジャーオーケストラと合唱団の団員による選抜チームとなっています。

 このCDはまさにその時の演奏と聴衆の熱気そのままが収録されているのです。またこのコンサートの模様は衛生中継で全世界に配信され、現在はDVDとして商品化されています。その映像の一部ですが、You Tube(ユーチューブ) でご覧になれます。「バーンスタイン 第9交響曲」で検索してみて下さい。

  「誰かと分かち合えない感動は私にとって無意味だ」ということばを残したバーンスタインですが、来年は没後20年の節目の年となります。来年、バーンスタインに再びスポットライトが当ることを世界中のファンが待ち望んでいるだろうと思う今日この頃です。



↓ これは1979年の録音でオーケストラはウィーン・フィルです。

↓ これは1964年の1回目の録音です。オーケストラはバーンスタインの古巣であるニューヨーク・フィルです。



author:中島裕一, category:クラッシック音楽, 01:04
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